今日は穏やかな天気のここ能登島。
東北の震災、福島の原発など1週間たってもとても気がかり、心配です。
そんな気分で少しブログも間隔空けましたが、
予告どおり修了製作の作品の紹介をしたいと思います。
ちなみに講座生たちは片付けや引越しの準備。さらに能登島の思い出づくりに、
まだ忙しそうです。
今回は、まずは男性陣から(^O^)
まずはアサイ軍曹君の作品
「LOOP]
自分の人生を配管で表現しているそう。
またガラスでつくった配管にあれこれ通っている姿を見てみたかったそうです。
ガラスのパイプはもちろん、
それを繋ぐパーツなどすべて吹きガラスでつくった全長2m近い大作です。
細かいパーツ、メーターや開け閉めするノブもガラスで作ってあって、
そういうものもとてもよくできてます。
パーツの製作そのものたいへんでしたが、精度も必要、さらに接続もたいへん。
とても苦労して頑張って製作しました(^O^)
次はチャッピー君の作品
「仮面~遺跡の塔~」
古代のイメージを大切に製作した作品です。
色ガラスを重ねて吹いたガラスを縦に輪切りにし、
サンドブラストで仮面にレリーフにして、
それを鉄のフレームに組み込みました。高さは1.5mほど。
彼はとても自分の世界、個性をだすのが上手なヒトです。
どんな技法でも技術はともかく作品(?)にしてしまいます。
また、能登島でも溶接など以前の仕事で学んだことを問題なく生かす
そんな製作をしていました、
彼を知る自分はとても彼らしい作品だと思います(^O^)
男性最後はビリー君の作品
「雑談の中の調和」
バラバラな中でボトルやグラスが水平を保った水により、
調和が生まれる不思議な感じを見てほしかったそう。
また、ガラスがきれいに見えるようとても気をつかいました。
この作品は大きいです!
1.8m×0.9mの板ガラスに縦に切断した吹きガラスにて
製作したピースを接着し、中に着色した色水を水面が揃うよう入れてあり、
まるで宙にガラスが浮いているよう。
ディスプレイもこの板ガラスが安全かつ目線が正面に来るよう高く丈夫に工夫したものを
使用し、高さもあわせて2mほど。
とにかく製作は吹きガラスによるピース製作はもちろん、
ガラス加工に接着、さらに大きく繊細な作品なので、
梱包から会場の搬入までとても気をつかい苦労した作品でした
よく頑張りました!!
全体として大きい作品が今年は多く、かつ技術的にチャレンジしたので
時間が厳しくなり、細かな完成度はまだまだのところが多いのですが、
久しぶりに見ごたえがある面白い作品が多いと自分は感じています!
次回は女性陣3人の作品を紹介致します!お楽しみに\(^o^)/
能登島ガラス工房 じい